SNS コラム デジタルマーケティング

TikTok運用でチャンスをつかめる業界と具体的な成功事例を解説!

今さら聞けない!TikTokとは?

TikTokは、中国のByte Dance社が提供する動画投稿と閲覧に特化したSNSです。

スマートフォンでの表示に最適化された縦長フルスクリーンの動画が最大の特徴であり、撮影から編集、投稿までの動画コンテンツ制作の一連のプロセスをアプリ内で完結させることができる手軽さが多くのユーザーから支持され、ユーザー人口を伸ばしてきています。

また、日本進出当初は、トレンドの楽曲や加工エフェクトをつけたダンス動画やリップシンク動画を投稿できるアプリとして10~20代の若年層を中心に使われてきましたが、博報堂が2021年9月に発表した「コンテンツファン消費行動調査」(引用:https://digiday.jp/platforms/the-real-image-of-tiktok-users-from-the-content-fans-consumption-behavior-survey/)によると、現在ではユーザーの平均年齢は34歳と、もう少し上の世代にもリーチできるプラットフォームに変化してきました。

それに伴い、Vlogやグルメ情報、レシピ、ペット、豆知識からビジネス情報までさまざまな用途の動画が投稿されるSNSとして利用されています。

企業のTikTok運用のポイント

TikTokを伸ばすために、特に重要になるのが以下の3つです。

ココは押さえたい!TikTok運用のポイント

  1. おすすめ動画を分析し、トレンド・傾向を分析する
  2. テーマを統一させて投稿する
  3. ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行う

他にもTikTokを伸ばすための細かいテクニックはありますが、大まかに分けるとこんな感じになります。

したがって、上記の3つのポイントを包括できるようなコンテンツを発信しなくてはいけません。上記のようなポイントに則したコンテンツを発信できるかどうかは、その企業の業界によって決まってきます。例えば、精密な電子部品を開発しているような企業がTikTokで動画を発信しても、TikTokのトレンドや年齢層を見る限り、興味を持ってくれる人は少なそうですよね。

今回は、TikTokのトレンドや年齢層をかんがみて、コンテンツが伸びやすそうな業界をまとめたので、紹介していきます。

TikTokのTikTok運用に向いている業界4選

  1. 飲食
  2. コスメ
  3. アパレル
  4. 生活雑貨

1.飲食

▼ドミノ・ピザ【公式】

https://www.tiktok.com/@dominos_jp?is_from_webapp=1&sender_device=pc

人気宅配ピザチェーン『ドミノ・ピザ』の公式TikTokアカウントです。ピザの製造工程を紹介する動画がメインですが、人気の音楽に合わせてピザがテンポよく作られている映像は見ていてクセになるおもしろさがあります。ちなみに飲食業界は、「アルバイト」というジャンルにも幅を広げやすいので、TikTokとの親和性が非常に強いです。

2. コスメ

▼ロート製薬【公式】

https://www.tiktok.com/@rohtotiktok?is_from_webapp=1&sender_device=pc

目薬のCMでおなじみの『ロート製薬』の公式TikTokアカウントです。「医薬品」に留まらず、「コスメ」に幅を広げて動画を発信しています。「コスメ」というジャンルはTikTokでも特に人気で、企業ではなく個人で発信しているインフルエンサーが多数存在します。上記のポイント③にも記した通り、視聴者とのコミュニケーションをいかに親密にできるかが、動画の伸びに大きく影響してきます。

ロート製薬のアカウントは、「まるで個人が動画を上げている」かのようにアカウントを運営しているので、エンゲージメントが高水準を維持しています。TikTokのユーザーが日々生活に触れているようなジャンルを選定して、動画を発信できると良いですね。

3. 生活雑貨

▼アイリスオーヤマ【公式】

https://www.tiktok.com/@irisohyama_official?is_from_webapp=1&sender_device=pc

コストパフォーマンスの高い生活用品を販売している『アイリスオーヤマ』の公式TikTokアカウントです。「生活用品」のカテゴリではなく「ライフハック」というアプローチに変えて、動画を発信しています。こちらのアカウントで参考になるのは、「ライフハック」という切り口からさりげなく自社商品を紹介している点です。「この商品スゴイですよ!」というマーケティング感満載の動画はTikTokユーザーから毛嫌いされてしまいます。生活用品業界は、『一個人がなんとなくやってる感』のある動画構成にしやすいので、生活に密着した製品を扱っている企業はTikTokに向いているといえます。

4. アパレル

▼KEI/ 犬飼京

https://www.tiktok.com/@kei_adrer?is_from_webapp=1&sender_device=pc

アパレルブランドADRERを経営している犬飼京さんの公式TikTokチャンネルです。自社のアパレルブランドの服だけではなく、GUやZARAなどの他のリーズナブルなブランドのアパレルも紹介する動画を発信しています。

ファッションというジャンルは私たちの生活と切っても切り離せないものなので、アパレル系の動画は非常に伸びやすく、エンゲージメントも高くなる傾向にあります。注意点としては、TikTokでのニーズが高いからこそ、競合も多いということです。その中でこちらのチャンネルは、自社以外のアパレルブランドを紹介しています。視聴者にとってどれだけ価値のある内容を動画にできるかが重要なので、自社商品の紹介だけにこだわるのはあまりオススメしません。価値提供ベースで発信できる内容がある業界の企業はTikTokの運用を検討すべきでしょう。

まとめ

今回は、TikTokの運用をオススメしたい業界と、その具体的な成功事例について紹介しました。

  1. 飲食
  2. コスメ
  3. アパレル
  4. 生活雑貨

上記の4つは、「個人が運用している感」の出しやすい動画を発信できるジャンルなので、思い当たる節がある企業担当者の方はぜひTikTok運用を検討してみてはいかがでしょうか?

プラスシーブイでは、TikTokのペルソナ設計から動画コンテンツの企画・運用アドバイスまで、トータルに支援を行っています。TikTokコンサルティングのご依頼やご相談はお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

-SNS, コラム, デジタルマーケティング
-

Copyright © PlusCV inc. , All Rights Reserved.